こんにちは。だいずです。
今回は、「改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)」という本の紹介をしていきます。
本の内容
この本は、お金持ちになるためのバイブルです。
本の内容を一言でまとめると、次のようになります。
中流以下の人間は、お金のために働く
金持ちは自分のためにお金を働かせる
(出典:金持ち父さん貧乏父さん P.42)
本書では、この内容を伝えるために、主人公(私)が「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の2人の父さんから学ぶ、いわばストーリー形式で描かれています。
ここでは、本の内容を簡単に紹介をしていきます。
私なりに、解釈して、要点を4つに絞りました。
お金について学ぶ
著者のロバート・キヨサキは、このように言っています。
人々が経済的に苦しんでいる理由は、何年も学校に通いながら、お金について何も学んでいないことにある。
学校で、人はお金のために働くことを学ぶ。
だが、お金を自分のために働かせることは知らないままで一生を終える。
(出典:金持ち父さん貧乏父さん)
このように、学校ではお金の稼ぎ方を教えてくれません。
しかし、お金持ちになるにはお金の知識が必要不可欠となってきます。
お金の知識と言っても、投資や会計、法律など様々なものがあります。
これらの知識を学ぶことが、経済的な独立のための土台となります。
本当の資産を手に入れる
資産と負債について、こう書かれています。
資産は私のポケットにお金を入れてくれる
負債は私のポケットからお金をとっていく
(出典:金持ち父さん貧乏父さんP.80)
つまり、「ポケットにお金を入れてくれる」本当の資産を手に入れることが重要になります。
本当の資産には、株や債券、特許の他、不労所得(ビジネス)などがあります。
お金持ちになれる人は、お金に関する知識があるため、本当の資産を手に入れることができます。
これにより「資産が資産(お金)を生む」というループが生まれて、お金はポケットに入ってくる一方です。
それに対して中流の人は、資産と間違えて負債を買ってしまいます。貧乏人は、支出が多くて買うことすらできません。
学ぶために働く
お金持ちになるためには、働くことの目的を「お金のため」から「学ぶため」に変えることが大事です。
なぜなら、目先の収入よりも、将来の自分に必要な知識やスキルを習得する方が、長い目で見た時に重要だからです。
ラットレースから抜け出す

仕事で稼いだ分のお金を、車や住宅のローン、クレジットカードの返済に使った場合、お金はいっこうに貯まりません。
その人は、例えたくさん働いたとしても、支出を増やしてしまいます。
このように、いくら働いても資産が増えない状態のことを「ラットレース」と呼んでいます。
お金に関する知識を持っていて資産を手に入れる人は、ラットレースから抜け出して経済的な自由を獲得することができます。
この本から学べること
この本から学べることは、3つあります。
- 資産と負債の考え方
- お金持ちになるための考え方・マインド
- 具体的に行動するためのヒント
どれも私たちの生活に密接したことで、学べることは非常に多いです。
こんな人におススメ
この本は、次のような人におススメです。
- お金持ちになりたい人(経済的自由を獲得したい人)
- なかなかお金が貯まらない人
- 労働から抜け出したい人
ひとつでも当てはまった人は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
それ以外の人も、読んで損はしません。
少しでも気になったら、読んでみることをおススメします。
感想
最後に、私がこの本を読んだ感想を話していきます。
この本を読んで、「お金」に関する今までの常識がくつがえりました。
「お金を稼ぐ」というと、真っ先に「労働」を思い浮かべますが、「労働」以外にもお金を稼ぐという考え方もある、と思い知らされました。
私自身、「卒サラしたい」「労働から解放されて、経済的に自由になりたい」と思っていました。
そのタイミングでこの本に出合えたことはある意味「奇跡」であり、今では必然であったようにも感じます。
「お金を働かせる」という考え方が非常に興味深くて、この本を読んでから、投資やビジネスの勉強を始めました。
ちなみに今は、「ウォーレン・バフェット」や「ベンジャミン・グレアム」の投資本を読んで勉強しています。
皆さんにも、ぜひこの本を読んで「お金」について考えてもらいたいです。
「金持ち父さん貧乏父さん」を悪用した、ネットワークビジネスがあるそうです。
くれぐれも、そういったものに引っかからないように、日頃からお金やビジネスの知識を持っておきたいですね。