こんにちは。だいずです。
今回は、「ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣 (きずな出版)」という本の紹介をしていきます。
感想も書いたので、良かったら読んでください。
本の内容
この本は、Twitterフォロワー数100万人を超える筋トレ社長「テストステロン」が、書いたものです。
本書は、ストレス社会の現代を乗り越えるためのバイブルと言えます。
この本には、心を軽くするための100個の習慣が書いてあります。
本の構成としては7つの章に分かれていて、各章のタイトルはこのようになってます。
- やめる
- 捨てる
- 逃げる
- 受け入れる
- 貫く
- 決める
- 筋トレする
それぞれの章にいくつか習慣が書いてありますが、1つの習慣は2ページで完結しているので、非常に読みやすいです。
内容が薄いと感じる人もいるかもしれませんが、ムダな文章を省いて大事な箇所だけが書いてあるだけで、まったくそんなことはありません。
ここでは、第一章の「やめる」について簡単に紹介していきます。
この章は、次の文でスタートします。
やめたら負け、やめるのは悪いことみたいなイメージがあるだろうがとんでもない。
やめるべきだと思うならズルズル続けないで今すぐやめろ。
やめることは立派な意思決定であり行動だ。堂々とやめたらいい。
やめることをやるんだよ。やめないと次にいけない。
やめることは始めることの第一歩でもある。さあ、やめよう。
出典:ストレスゼロの生き方
この文章だけでも、すごい勇気がもらえますよね。
「やめることは悪いこと」という現代の風潮を吹き飛ばすような文章です。
この章に書いてある習慣の1つに次のようなものがあります。
自分と他人を比べるな。
比べるべき唯一の相手は過去の自分自身だ。
出典:ストレスゼロの生き方
自分より優秀な人を見たら、劣等感を感じざるをえません。
かといって、自分より下の人を見て優越感を感じても悲しいだけです。
だとしたら、比べるべき本当の相手は自分自身にあるのではないかと主張しています。
競争社会の世の中で、これができる人は少ないはずです。
他人との比較がストレスになって苦痛を感じるのであれば、実践する価値は十分にあります。
ここでは全て紹介しきれませんが、今言ったような習慣が他にも盛りだくさん書いてあります。
この本から学べること
この本は、ただストレスを減らす生き方のコツが書いてあるだけで、知識や教養が増えるわけではありません
しかし、この本を読むことでストレスから解放される可能性が秘められています。
そしてストレスゼロになることで、
- 仕事のパフォーマンスが良くなる
- 笑顔が増える
- 家族と過ごす時間が楽しくなる
といった、生活全体の質が各段に上がります。
知識や教養を増やすのはもちろん大事ですが、この本を読んで自分の抱えているストレスについて見直してみるのもいいかもしれません。
こんな人におススメ
この本は、次のような人におススメです。
- ストレスで苦しんでいる人
- もっと自由に生きたいと思ってる人
- 自分の人生を歩きたいと感じてる人
- 日常生活に不満を感じている人
ひとつでも当てはまる人は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
感想
最後に、私がこの本を読んだ感想を話します。
この本は、「自分は自分だからありのままに生きればいい」という自己肯定感を高めてくれる本だと感じました。
ストレスの原因は、「人間関係」や「悲しみや焦りなどの感情」「肉体的な疲労」など、人それぞれ違います。
そして、もしかしたら私たちの社会は、ストレスを感じた人を更に追い込むような風潮になっているのかもしれません。
例えば、「あきらめたら負けだ」「逃げたやつは根性がない。」こんな言葉一度は聞いたことあるはずです。
この本は、そんな社会を真っ向から否定します。
しかし、この本に書かれている言葉の数々が、ストレスで疲弊した私たちを肯定して、癒してくれます。
読んだ後は、不思議と心が軽くなります。
100個の習慣の内、少なくとも一つはあなたの心に突き刺さるモノがあるはずです。
Amazonのレビューに、こんな文章が書いてあるのを拝見しました。
後日談になりますが、少し逃げるのが遅くなり適応障害でした。著者がおっしゃる逃げる力があるうちに逃げる。本当に大切です。今は休職中で、復帰後異動するための気力と体力の回復をしています。本の中で人生1回2回逃げた程度では終わりはしないと。逃げてよかったと心から思っています。
幸い、うつでは無いため症状も回復にむかむています。どうか、私と同じ状況や辛い状況に置かれている方々おられましたら、出来るだけはやく逃げてください。やめてください。心の病気なって初めてわかりました。怪我のように、傷が目に見えないことは、誰にも理解されません。著者がおっしゃるように、自分には自分を守る責任があります。
出典:Amazonレビュー
この人は、適応障害になってしまったものの、本書で「逃げる」と言うことを学んだおかげで、回復にむかっています。
この人が言うように、心の病気は目には見えません。自分にしか分かりません。
そういう意味では、この本は「ストレスと向き合い、自分の心の声を聴くきっかけ」をくれるものであり、ストレスや苦痛を減らすためにどう行動すればいいのか教えてくれる教科書とも言えるのかもしれません。